まだぐっちが20代前半で、実家に住んでいた頃。
仕事からの帰りが遅くなると…
寝巻き姿の母が、家の前でぐっちを待っていることが度々あった。
心配性の母のことだから きっと今ごろは…
やっぱり心配していることだろう。
母の14回忌を前に ふとそんなことを考える秋の夜長。
※補足
カラオケとかスーパーとかコーヒーは、母が好きだったので描いてみました。
ちなみに、きものとバッグは、還暦のお祝いで着るために母がコッソリへそくりで購入していたものです。(母は58歳で病死)
15年も経ってしまうと悲しさや寂しさといった感情は薄くなり、母が居たこと自体、夢だったのかと思うことがあります。 他人に母の思い出を話すとき、まるで作り話をしているような錯覚をおぼえます。