気がつけばバレエ3~もう一度バレエをやってみる

タウンページで発見
20歳で挫折したバレエをもう一度やってみようと思ったのは26歳の秋だった。 すでに東京から帰郷していたので教室の選択肢は少なかったが、タウンページで「大人の初心者歓迎」を唯一アピールしていた教室に入会した。

 

その教室は女性の先生が主宰している個人教室で、助手として男性の先生が一人おられた。 なのでカルチャー教室とは一味違うかわいい「バレエの世界」にもいろいろと触れることができた。


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「主宰先生のレッスン終了時刻に合わせていそいそと熱い紅茶を用意する助手先生」の図 

 

大人クラスは助手先生の担当だった。 先生も20歳からバレエを始めたという「大人初心者」である。
そのせいかレッスンの内容は基礎の基礎という感じで、私もまったり~ゆったり~と続けられた。 そして3年を過ぎた頃から山ほどあった出来ないことがとひとつひとつ「バレエっぽく」なっていくことに喜びを感じ、バレエにハマっていったのであった。黒ハート

 

しかし同時に、そのクラスでは物足りないという思いも大きくなっていった。 なぜならバーレッスンにはみっちり時間をとっていたもののセンターレッスンは15分ほどできりあげてもうやだ〜(悲しい顔)後は柔軟体操や軽い筋トレ・・という内容だったからである。 それでも10年近くその教室でお世話になった。

 

故郷を離れて急にダメ出しをくらう
その後、いろいろあって30代後半で故郷を離れることになり、新しい土地で入会した教室(複数)で私を待っていたものは・・・ それ違う、あれ違う、というダメダメの嵐だった。

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入会してすぐに受けたダメ出しの図

「アナタってバーレッスンはすごく良いけれどセンターレッスンになると3割がた落ちるのよ」

 

それ以降、複数の先生から様々なダメ出しや注意を受けることになったが、それはとても嬉しいことである。 以前の教室で常に感じていた「大人初心者はここまで」「それ以上やっても無理ジャネ?」という線引きが急に無くなったような気がするからだ。

 

話は変わるが、若い頃の友人にダイビングに凝っている女性がいて、始めたきっかけを聞いたところ「大失恋で寂しくって、どうしようもなくって、それが始めまるエネルギーになりましたぁ」と明るく語ってくれた。

 

振り返ってみると…私は25歳の秋に母親を亡くしたので、母の死がバレエ再開のきっかけになったのは間違いない。 いや、でもやっぱりっ!母が生きていたとしてもいずれはバレエを再開していただろう。趣味とはいえもはや私にとってバレエの無い人生は、想像できないのである。